私は母親の胎内で、医者の言葉を聞いた。
「破水したお腹の子は助からないから、処置をした方がいい」
その時、私は震えるほどの恐怖を感じた。
しかし、その医者の横で(助産婦)お産婆さんは、
「たとえ、羊水がなくても、この子の心音は強いから大丈夫だと思う」と言った。
絶望的だった私はこのお産婆さんの希望の言葉を聞いて・・・生きようと思った。
♥言葉の暴力と希望
このように言葉ひとつで、人を失意のどん底に突き落とすことができるし、
人に希望を与え、生きる勇気を与えることもできる。
胎児の私は自分の人生が始まる時、人生をかけてこの言葉の威力を学んだように思う。
常に何があっても希望の方を選択して生きること。
私が今まで医者をどうしても受け入れられないことに悩んできた私は、この体内記憶を思い出しやっと医者への不信感を理解することができた。
♥深い気づき
目の不調のことで見えなくなったらと想像してしまい、震えるほどの恐怖を感じた話をブログに書いた。
その恐怖は・・・私が母親の胎内にいた時、母親は羊水を失くしてしまい、それまで、明るい胎内でぷかぷかと浮かんでいた私は一気にあたりが暗くなった時の記憶につながっていた。
そして、医者は若い母親にお腹の子(私)は助からないからあきらめなさいと言った、その時の強い恐怖が蘇ってきたのだ。
母親は医者の言うことに従ったように感じた。
(母親は今でも自然療法より医者の方を信じている)
医者はまだ生きている私を助からないと判断し、母親はそれに同意したのだ。
お産婆さんがいなければ、私は生まれることはなかったのかもしれない。
この時の医者と母親の「私を否定した」というネガティブな想いが、大人になってからも心の底で渦巻いていたのだった。
このネガティブな想い(込み)は私の人生のベースになっていると気づいた。
♥胎内記憶による気づき
1.胎児の時、医者から自分を否定されたことで、それ以降、今まで医者に対する強い不信感があった。
無意識に医者に疑問を感じ治療を中断したくなる自分のことがやっと理解できた。
2.自分は心底、この地球で否定されていると思っていたので、私の人生は成功するはずがないと思っていた。
3.いくらスピリチュアル的なものをやり、自分を高めたように思えても、結局。心の底で自分を否定していては自分を受け入れることは難しいことだとわかった。
♥医者を忌み嫌うインナーチャイルドの変化
この気づきがあった後、大人の私はひょっとして、医者は決して悪意で私を殺そうとしたわけでなく、医学の知識から診断しただけなのかもしれないと思った・・・その瞬間、私の医者への不信感がとけた。
さらに、若すぎて何を信じていいかわからない母親も医者の言うことを受け入れるしかなかったのかもしれないと思い始めた。
・・・そうなると、私は否定されたわけではないのだと思えるようになった。
医者も母親も悪意があって否定したわけではなかったんだ・・・と傷ついていたインナーチャイルドの私はは突然理解したのである。
この気づきのおかげで眼科に行くのをもうやめようと思っていた私は、この翌日、穏やかな気持ちで眼科に向かいふたたび治療をスタートすることができた。
胎内記憶・・・とは実にすごいものだ。
人が母親の胎内にいる時は、とても重要な時期である。
その人の人生の基礎(方向性)ができあがり、それに人は一生振り回されていくということを学んだ。
今回私は胎内記憶により生まれる前に戻り、人生を再生させる地点に立ったように思っている。
私の人生は、真っ新、ゼロからのスタートとなるだろう。
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