接客業はロボット化、同時に私の視点はシフトした

私は接客業にとても感心を持っている。

なぜなら、接客のあり方にこそ、人・魂を磨くためのヒントが詰まっているからだ。

私は人に興味があり、人のあり方について学んできた。

これは宇宙由来の魂っぽい着眼点である。(笑)

人間とはわかったようでわからない理解不可能な存在である、ゆえに熱心に観察してきたといえる。

 

人の中で一番興味があるのはホテルやでデパートの「接客」である。

そこは人のあり方をはっきりと観ることができる場だ。

 

スタッフが客にどのように接しているか。

そこに愛があるのか。

客を外見で判断していないか。。

お金持ちにへらへらして、そうでもない人を見下すなど、人によって接客の態度を変えていないか、

若い女性だけに優しくしていないか、

お金のためだけに働いているのか、

客に心を開いているか、

ホテルの仕様についてきちんと説明できているか、

客の言うことをしっかりと聞きとっているか。

など私はじっくり見てきた・・・嫌な客である。

 

別に一銭にもならないが、私にとって間接的に人のあり方の学びができる場であった。 

 

中でも一番気になるのが人によって接客態度を変えるスタッフだ。

また、地位があってもどうにもこうにも気が回らない上司がいることも気になる。

何と言ってもホテルの顔ともいえるレセプショニストに乱暴なエネルギーの人を見ると、このホテルの実力が見えてしまい、ここには二度と泊まりたくないなあと思う。

実際に超一流と言われるホテルでこのようなレセプショニストを見ることがあった。

 

本当に素晴らしい一流のホテルマンは誰に対しても同じように対応する。

人の差別はしないのでとても好感が持てる。

つまりは、仕事は人が好き、人が好き、ということに帰結する。

自分の仕事への愛であり人への愛である。

一度このようなホテルマンに出会ったなら、また、そのホテルに泊まりたくなる。

人として質が高く、私には尊敬の対象となる。

偉そうなことや立派なことを言わなくても、このホテルマンにスタッフ(部下)はついていくだろう。

 

人の接客を見ながら(受けながら)このような磁石のように人を惹きつける魅力を持つ人間になりたいものだと思う。

素敵なホテルマンにはなかなかお目にかかれないが国内外のホテルにおいて、今まで数人の飛び切り素敵なホテルマン出会っているのも事実だ。 

彼らの応対には愛を感じることができた。 

 

私は子どもの頃から人のエネルギーを観て(読んで)きたので、人の言葉でない想いを先に感じる。

どんなに有名でもお金持ちでも、どうしても好きなれない人がいる。

その反面、外見や着ているものや仕事・地位にまったく関係なく、とても惹かれてしまう人がいる。

いつも思うが、人の外見や地位がどうあれ、仕事がどうあれ、それらと「人の品位・品格」とはまったく関係がない。

人の品位・品格は人としてとても重要なものだ。

(もちろん、私もまだまだ勉強中の身であるがこの素晴らしいホテルマンを見習いたい) 

 

また、私は仕事上あえてビジネスホテルにあちこち泊まり続けてきたが、素敵なホテルマンをあまり見かけない。

ホテルが一流でなく、また、彼らの給料は高くないからかもしれないが、プロとして意識を常に高く持っていれば、きっとそれにふさわしいポジションが与えられていくと思っている。

なぜなら、それが(人の)エネルギーの法則だからだ。

 

♥これからは意識を使って物事を動かす時代

今までは、人は何をどうしたらいい、こうした方がいいと行動・言動を方に注意してきたが、人のエネルギーから見ると、まずは、その仕事に対してどのような意識があるか、つまり、その仕事に愛があるかどうか意識の方が重要になっていくだろう。

もはや小手先の対応では、これからの時代はうまく行かないだろう。

意識を使っていかないと物理次元の物事を奇跡的に動かせないからだ。

風の時代に軽やかに風に乗って進むためには自分の意識の使い方を知ることだ。

  

♥人のロボット化

それにしても、私はこの頃若い人の中にロボット化している人が少なからずいることを危惧している。

彼らは一見仕事をうまくこなしているように見える。

しかし、あきらかに何かがない。

彼らに血の通った心を感じないのだ。

他人を受け入れる受け皿がそもそもないように見える。

子ども頃から周りの大人とコミニケーションをしてこなかったのだろうか。

このコミニケーションとは人の心と心のキャッチボールである。

心と心の触れ合いのことだ。

ロボット化している彼らにはその心が育っていないように感じるのだ。

しかし、実際にこのロボット化はホテル業界でもどの業界でも進んでいる。

それと共に、人もロボット化しているのかもしれない。

これが時代の流れだとしたら、人と人(の心)が触れ合える接客業の仕事はどんどんなくなっていくだろう。

人のロボット化を望む人には朗報だ。

ロボット化された彼らは反乱を起こさないからだ。

彼らは楽な方に流れていき独自の意見を持たない。

支配層には利用しやすい存在といえる。

こうやってやんわりと人間を支配していく・・・そこにAIの存在がある。

AIこそ、神だと言う人もいる。 

 

果たして、地球人は人として目覚めるのか、このままロボット化していくのかどちらに進むのだろうか?

 

 

★人のあり方・負の面を見るのは終了

今まで素敵なホテルマンに憧れてきた私は、ここにきて、もう充分に人のあり方について学び終えたと思っている。

お腹いっぱいである。

ここから思い切り視点を変え、次は人を含めた自然界をはじめ森羅万象と共鳴・共振・調和していく次元にシフトしていくことにする。

こうして自分の過去を振り返ると、私は小さな狭い視点の中で人の負の面ばかり観て、悲観してきたんだなあと見える。

人はただ違う存在であるということ、多様性の尊重という境地にやっと近づいでいる。

それと共に、私の過去の記憶はどんどん薄くなっている・・・。