ミサエ・ハートリーブログへようこそ
今日は、人に話しているつもりでも、心のキャパが狭いと、相手の心には伝わらないというお話です。
大人は自分の心のキャパの大きさで子どもへの対応が変わってくる。
例えば、義祖母は私が自宅の階段から落ちると、烈火のごとく怒り、私がいかにダメな子かとずーっと怒鳴り続ける。
まるで吠えるブルドックのようだ。
何度も失敗を叱られている間に、失敗すると自分は悪い子なんだと思うようになった。
私の人生に失敗は絶対に許されないとさえ思っていた。
失敗すればあの大きな怒りが降ってくる。
これが今になってみると何とばかばかしいことだったかわかる。
子どもはいろいろと失敗しながら人生を学んでいくものだ。
階段から落ちたことは本人が痛みと共に一番良くわかっている。
だから、こんな時子どもには「よしよし」「痛かったね」とこう言うことだ。
そして、今度は気をつけようねとあくまでやさしくいたわりながら話す。
さらに、客観的になぜ落ちたかも話し合うといいかもしれない。
次に、子どもは自分で気をつけるようになるからだ。
しかし、怒鳴られてばかりいると、もうそれを聞きたくないとなり、そのことを無視したくなり、結果、何度も階段から落ちることになる。
おそらく、義祖母の心のキャパが狭いせいで、おそらく心配から、いっぱいいっぱいになって怒鳴っていたのかもしれない。
次に、ある時、見た夢の中で父親が年齢が高齢の女性の相談を聞いている。
その女性は住む家をどうしようか困っているという。
その時の父親の返事のし方があまりの短絡的で、ああそんな言い方しかできないのかと思った。
相手の女性の心の不安を無視して、自分の想いをぶつけただけだった。
父親はその女性のことを一応心配しているのはわかる。
しかし、この女性は父親の対応に相談しない方が良かったと思っている。
いくら相手を一応思っていても、、、心のキャパが狭いと相手の気持ちを汲むことができない。
ここからわかることは、心のキャパが狭いと、人への対応が短絡的になり、相手の気持ち(痛み・苦しみ)を理解できないということだ。
私の家族はこんな言い方を人にしていたのだ。
本人たちは無意識に悪気なく自分の想いを話しているだけだと思う。
これでは、人とのコミニケーションがうまく行くはずがない。
心の広い人というのは、まずは、相手の心を感じてみる。
ああ~大変でしたね、
残念でしたね。
など、まずは相手への想いに共感するのが先だ。
決して、先に自分の結論を言うなんてことはしない方がいい。
特に女性と子どもに対しては。
私もついつい自分の感覚から言葉を発信していたかもしれないなあと思った。
そのためには、自分の心のキャパをもっと広げていきたい。
相手への共感ももちろんそうだが、まずは、自分に「ミサエさん、大変だったね。よしよし」とたくさん言ってあげたい。
自分によしよししている人は少なくないかもしれない。
自分を充分にいたわってこそ、他人のことがいたわれるものだからだ。
あなたへ、よしよし、あなたはよくがんばりました!