こういうことが起こった。
あるはずものがない、それがないとペアで使えない。
両方ないと困る。
どんな外を探してもなかった。
ふと見ると自分の中に、その探していたものがあった。
これは両方ないと使えない、外に探していても無駄だよ。
それはあなたの内側にあるというメッセージだ。
そうだ。今の私は外の世界の何にも満足できない。
食べ物や服など何にも満足できない。
つまり、何かで自分の不都合をごまかせない状態だ。
不安な人はその自分を見ないように、外の世界の情報に翻弄されたり刺激的な食べ物や服などでそれをごまかしたりするのかもしれない。
外の世界の刺激物で自分の不安をごまかすのだ。
コロナ騒動があり、何やら何まで消毒消毒とマスクがないと生きられないような事態になって、そこから不安が蔓延していてよけいに心が沈む。
まして、私の場合、体は健康とはいいがたい。
しかし、ここまで追い込まれてくると、自分の現実と向き合うことしかなくなってくる。
そうなると、いかに自分の今の現状どう捉えていくか?になる。
なぜなら、長年の経験から人生は自分がどう思うかで決まると知っているからだ。
♥父親不在?という違和感
そこで今の自分と向き合うと、自分にまだ気づいていない違和感かあった。
その違和感とは何か?
それは私の母性(女性性)に比べ、父性(男性性)のパートが弱いということだ。
もっと言うと、父親不在の感覚だ。
私には父親が居たのに、まるでいないような感覚があるのだ。
冒頭に書いたように、外に探していたものは父性(男性性)のエネルギーだ。
父性とは家族を守ったり、いかに仕事をして社会で成功していくかというものかもしれない。
亡き弟を思うと、彼も幼い時から父親が自分に関わってこないことに失望していた。
彼は男としての自分を確立しにくかった。
実際に家族を持たなかったし、仕事で昇進を願うこともなかったのだ。
すべての成功を一切拒否したような生き方だった。
同じ父親不在でも私は女であることもあり、先に専業主婦(23年間)を選び、間接的に私の父性を元夫に求めることができた。
しかし、結婚10年後くらいから、私の父性と母性のバランスの悪さに気づきはじめ、私はこの男性性(父性)とのバランスを取りもそうとしてきた。
しかし、この風の時代に入り、次元上昇のためもあり、私はよりしっかりとした自分の男性性を確立し女性性と統合させていくことになった。
自分の男性性のあり方をよく見ると、結局、自分の男性性の標準を父親や兄や弟や元夫に合わせていたことに気づいた。
これは夢のレベルで見せられたのだが、無意識であるが、まだまだ私は元夫に従うようなところがあったのだ。
日本の中年以降の男性に影で抵抗しながらも無意識に男性を自分より優先させるようなところがあったのだ。
なぜ、まだ従うのか?
この自分の態度のいい加減さに驚く。
自分の中の男性像こそ、私の男性性なのだ!
今の私は次元上昇の最終段階?にいて細胞レベルでの浄化をしている。
これは私だけの問題というより、夫に怒りのある祖母や母親や叔母など女たちのやるせない想いでもある。
さらに、3次元世界の女は男より身分が低く、昭和中期?まで男の沽券を守ることで何とか家族をひとつにまとめようとしてきたあり方に問題がある。
人の意識が変化している今、男たちのあり方は大きく変化している。
上下の関係というより、人の関係はよりフラットになっている。
こうなると、男だから偉いという、私の実家のような古臭い考え方で育った男たちは考え方を変えていかないと今後居場所を失うかもしれない。
しかも、彼らが表面的に女性を大切にしているふりをしても、それがばれる世界になっていくのだ。
このところ、私はにっちもさっちもいかない状況にあったが、私の男性性は内側にあるのだから、これを頼りにして前に進んでいけばいいとわかった。
つまり、今まで出会った嫌な男たちではない、自分の理想の男性性を構築していっていいのだ。
父親のように常に被害者的なあり方を手本にしてはいけない。
病であっても笑っていていい。
病になると不幸にならないといけないと思い込んでいた。
病になって病心になっていたのだ。
幸せになってはいけないと、いつの間にか消極的に待ちの姿勢にもなっていた。
さらに、この鬱っぽいエネルギーは外界の世界、父性への怒り(復讐)であることにも気づいた。
母性は私が女であることもあり、たくさん掘り起こしてきた。
しかし、細胞の中に隠していた父親(男性)へのネガティブな想いがあった。
それが強い違和感だ。
家族を守れない父親を憎まないようにしていた。
スポイルされていた父親に気づいた時、殺したほど憎しみがやってきた。
古い日本社会は男性に甘いのか、少なくとも私の先祖や家族の女たちは怒りながらも男たちを甘やかしてきた。
私もまた父親に甘かったのだ。
今まで無意識に怒りを隠しながら、外の世界の男たちに私の男性像を合わせていたのだ。
今回のことから、私の中にこそなりたい男性像(男性性のエネルギー)があったとわかった。
そこまでわかると、ある夢の中で、妻子と別れたばかりの男性が新宿の家族と住んでいたマンションを何とかしないといけなくなった。
私はそこに再び家族でなんとか暮らせたらと一瞬思ったが、関係はもう終わっているから意味のないことだと思った。
まだまだ現状維持したい私がいたのだ。
その瞬間、突然、その男性(父親)はバタンと前に倒れて、崩れて(死んで)しまった。
あー私が外に見ていた古い(父親)男性性のイメージはこの夢により崩れ去ったと知った。
こうして、やっと私は内側にある男性性のエネルギーと繋がっていくことになった。
なんだか自分の中にどっしりとした「力」がみなぎってきた・・・。