スピリチュアル的シニアシリーズ①

60代以降の年代について、スピリチュアルの観点から私なりの考察をシリーズにして書いていこうと思う。

 

さて、シニアという世代はお年寄りかと言うとそうではなく、かといって、まったく若くもない。

私には難しい年齢のように感じる。

シニアくらいになると、人により同年齢でも見た目やあり方はかなり違ってくる。

ただ、この年代が育ったのはテレビ全盛期であり、かなりマインドコンロールを受けているので、みな同じような考え方・生き方をしている・・・ように見える。

 

私の場合、

精神的に自由で破天荒なところがあり、その上、海外生活の経験やスピリチュアルな体験により、どんどんと独自の歩み方をしてきているので、一般的なシニアのあり方とは違うように感じている。

身体的には、65歳くらいまでは健康そのもので熱も出ないくらい元気であったが、60代後半に入り体に異変が来た。

心は若くても体は正直で、今までの積み重ねてきた使用年数の結果がでてきたのだ。

もう気力だけでは生きてはいけない年代に入ってきている。

 

そこで、このシリーズでは私自身の体験を通してシニア世代のあり方をスピリチュアル的な観点から深堀していくことにする。

また、私は日本人50代以降の男性のあり方をスピリチュアルな観点からじっくりと眺めてきたので、それについても書いていきたい。

 

世の中では定年という年齢(60歳~65歳)がある。

いづれ人は長くやってきた仕事からの退却を余儀なくされる。

今までの役目が終わり、それと共に、今までの生き方を変えざるをえなくなる。

この変化はこの年代の男性にとっては、結構、大変な時期に入ると思う。

なぜなら、その人を支える精神的な指針があったとしても、今まであったものが無くなるということは、かなりの喪失感がある。

それは空虚ともいえる、そこからは簡単には逃れらないものだ。

精神的に一度死ぬようなものだからだ。

これを感じないようにして、なにか外側のこと(仕事・趣味)をすぐにはじめる人もいるだろうが、気をつけないと、虚しさは埋められず後から大きな塊でどかんとやって来るかもしれない。

 

会社に行かなくなって楽になるかもしれないが、それと同時に、仕事をしていたことで避けられてきたやり残しの人生の宿題がまだやっていないために、それに取り掛かることになる。

人によっては、すぐに何かを見つけて外向きに動いて満足していったとしても、、、いずれこの宿題はやることになるので、できれば早めにやっておくことをお勧めしたい。

そんなこと、人生の宿題なんてそんなものはないと言い切る人は要注意である。

先祖から受け継いだ(DNA)ものはプラスだけではなく負の遺産と言うのがあると思う。 

(このやり残しの宿題については次回のシリーズでお話ししたい)

 

ところで、自分と深く向き合ってこなかった男性や

自分はこれでいいんだと思い込んで精神的な成長がない男性は、

自分の深い想いとなかなか向き合うことができないために、結果、年を取るたびに周囲の人との軋轢が出てくる。

これは自然な流れである。

自分と向き合うことがなくただ働くことに必死だった男性に比べ、家族(特に妻や子どもたち)はどんどんと心の成長をしているからだ。

周りの人が離れていくという状況になった時、とても寂しくなったり、空しくなったり落ち込むことになるかもしれない。

それを孤独な老人と言うのだとしたら、あまりにも辛いことだ。 

 

若い頃は誰かが周りに居て話を聞いてくれたかもしれない。

しかし、人は一人一人寿命があるために、年齢が行けば行くほど知り合いは減っていく。

長年連れ添った妻だって、いつ亡くなるかもしれない。

 

そういう状況になった時、こういう男性はどうなるのだろうか?

放っておいてほしいと言う人もいるだろう。

 

女性の場合は真が強いので、自分の気持ちを人に赤裸々に語ることができるので男性に比べてストレスに強い。

そのために世の中からリタイアしていくことは男性に比べるとそれほど難しくない。

繊細な男性はそれが難しいのだ。

しかも、物質主義で企業戦士でやってきたエリートにはこの精神的な落ち込みはそんなに簡単なことではないだろうと推測される、

お金がありその日が過ごせればそれでよいのかもしれない。

いたたまれず宗教に走る人がいるかもしれない。

 

♥私はそんな繊細で賢い彼らにエールと愛を贈りたい! 

今まで外向かってがむしゃらに働き、本当にご苦労様でした。

これからは、自分と向き合うこと、

人生のテーマを思い出すこと、

自分と繋がること、

自分を愛し、周りを包み込むような、大きくて深いエネルギーの人を目指し生き直し、悔いなく最期を迎えてほしい。

 

とにかく、人の人生の宿題はできれば来世に持ち越さないようにしてほしい。

そうでないと、また、地獄のようなこの世界に生まれてきてしまうからだ。 

まあ、あなたにとって、この世がそんなに悪くない退屈ではない世界なら、また生まれてくることは間違いないので安心してください。