好きにしてね~と言うだけである

生まれてから長く、周りの人や状況と争わないために、責められないようにいろいろと理論武装してきたように思う。

私は自分の気持ちや意見を幼い頃から持っていたために、

本音を言うと、すぐさま周りの大人たちから否定されることが多かった。

いつしか私は自分を守るために、その時々の状況や人に合わせ、相手に合わせたふりをしたりごまかしたりして本音を隠してきた。

 

30年以上も前にスピリチュアルなことを学びはじめてからは、なるべく自分の本心を見るようにしているが他人には赤裸々に語れなかった。

やっと風に時代に入り、病になり心の重荷が取れはじめたこともあり、こうして語り始めている。

 

この本音を言わない、あるいは、言えないは、子どもの頃の育ちや家族に原因がある。

 

●近づかない方がいい身内・女性の場合

私は反射的に強い女性に対して、身の危険を感じ、相手の言いなりになりやすかった。

心身が恐怖で固まるのである。

これは幼い頃からの義祖母の執拗ないじめが原因であった。

こういう人からは逃げられない、誰にも助けてもらえない、、、という強迫観念からきていた。

長く中年になるまで、義祖母タイプが目の前に現れ、私は動けなくなるというパターンに苦しんできた。

嫌いなのに、逃げられない。

スピリチュアルを学び、このパターンに気づいて以来、意地悪っぽい女性は現れなくなった。

もう一人の私にとって危険なタイプは母タイプ、このタイプはよく知らないのに、とても親しそうに接近して、やたら、私を持ち上げてくる・・・かといって私を認めているわけではない。

好かれている思い、こちらはいい気になるが、しかし、弱さを見せるとあっさりと裏切ってくる。

このタイプについては、母親との問題を解消して以来、現れなくなっている。

 

●近づかない方がいい身内・男性の場合

私に良くない男性のタイプは父タイプと兄タイプである。

父ははっきりとものを言う女性が大嫌いである。

負けた感じがするみたいだ。

その女性とは私や義祖母のことである。

彼は女性に強く言われると何も言い返せない、ただ黙っている。

黙っているので、受け入れていると思いきや、自分が有利な立場になると、他人の前でも簡単にこちらを裏切る。

つまり、私がどんなにひどい娘かというようなことを他人に伝えるのだ。

直接言えないために、こういうことになる。

彼にとって、女性は自分の下にいるのが安心安全なのだ。

私はこういう男性には近づかないことにしている。

このタイプの男性は自分を弱そうに見せ女性からのの同情を買おうとする。

私は子どもの頃から彼をかばってきた。

男気のある女性はこのタイプと相性がいいように見えるが、驚くことに、このタイプは女性を裏で支配したいのだ。

この父タイプは離婚した相手も同じだった。

♥娘というのははじめに自分が選ぶ男というのは父親が基準になる。

もし、父親が自分にとって良い人なら結婚がうまくいく可能性が高いが、反対に良くないなら、男性との良好な関係作りは難しい。よって、この場合、2回目の結婚の方がうまくいくだろう。

他に苦手な男性のタイプは兄タイプであるが彼はわかりやすく横暴なので私には最もわかりやすい。

よって、このタイプは現れてこないか、そもそも近づかない。

 

こうして、家族間でうまくいっていない相手を観ることは、自分の人生の人間関係を良くしていくヒントになる。

 

私の家族関係から学んだことは、上下の男女の人間関係は私を幸せにしないということである。

義祖母と兄は私を上から人を抑えつけ、父と母は私を下から持ち上げる(ふりをして)弱くなると下に落とす。

つまり、私を抑えつけたり落としたりする。

 

ここからわかることは、上下の(権力を重んじる)人間関係の世界がいいか、私のようになんでも言い合える男女の対等な関係を望むかという・・・住む世界の違いである。

 

今の私は、この世界のどちらがいいか悪いかを言う気は毛頭ない、

 

ただ、今までの私は古いところに入り、新しいエネルギーを入れる、というのが「私」という存在であった。

 

この世は、二元世界、白と黒、善と悪、光と闇の世界である。

自分は白か黒か、光か闇か、はわからないが、相手から見たら私は敵になる。

私から見たら相手は敵になるだけかもしれない。

ただただ生きる世界が違うだけなのかもしれない。

それを知るために、私は自分とはまったく違う家族に中に生まれたのだ。

 

今の私は、この白黒の世界をさんざん見てきて、もうどうでもよくなっている。

どちらもあるのだから・・・。

だから、相手の領域を尊重するしかないと学んでいる。

 

しかし、さらに私がわかったことは、

先祖のあり方は尊重するが、家系の中の不都合な負のエネルギーを観て、これを自分の子孫に受け継がせないように自分の代で終わらせることが自分の役目であると思っている。

そのために、私は、、、男尊女卑は無くしていきたい。

子どもたちには誰かのために我慢したりしないで自分の本音を語ってほしい。

自分を愛して自信を持って生きていってほしい。

 

そして、今の私の立ち位置ちは光でもなく闇でもない、良くも悪くもない、どちらにもいない。

どちらでもない。

好きにしてね~~~と言うだけである。

 

★以上は、まったくの私の個人的な体験であり、考えなので、絶対ではありません。