親子のシリーズ~姑と息子の嫁~

長年、姑とお嫁さんの問題を観察してきた。

そこからわかったことは、人は自分のことをしっかりと受け入れ愛していないと問題が起こってくるということ。

(今回も私なりの見解であるので、絶対ではないことをここに記しておきます)

 

さて、この姑と嫁の問題は「母親と息子、親子関係の問題」がベースにある。

前のブログで、

母親が青色で子どもが赤色の場合、母親がそれを認めないと息子は親に敵意を持つようになること。

子どもが母親とは違う色を言った時、それが母親には正しくなくても、まずはそうなんだねと認めると、その子どもは安心して自分に自信を持つようになる・・・ということを書いた。

 

しかし、母親に自分の本心を認められないまま、親との関係をそのままにして、息子が結婚すると厄介なことになる。

なぜなら、反抗しないいい息子は母親の青色を受け入れているからだ。

母親と一緒に住んでいなくても、この母親は息子が自分の言いなりになることを心得ているので、嫁が同じ女でしかも同じ嫁の立場ということで、息子の嫁の方にさらに強く青色であるように強く求める。

無意識にも、表面にこにこしながらも嫁に青色であるように暗黙のプレッシャーをかけるのだ。

 

ところが、嫁は青色ではない、黒色である。

はじめはおとなしくしていた嫁も時間が経つうちに、本性が出て来てどんどんと強くなっていく。

やがて親になると、もう、年取った姑など怖くなくなる。

姑はいつまでも嫁に青色を期待し、こうなったらいいなあという幻想を抱いている。

そのうち、強くなった嫁は姑とは口さえきかなくなる。

姑を無視するようになる。

姑である母親はそれに気づいて怒りを感じても、息子が嫁に大事にされないと困るからと、何も言えない。

ただただ悶々として怒りが募るばかりである。

 

さて、これは実際にある話である。

私はこのような問題をどう解決したらいいか考察してきた。

 

私のアドバイスは、

前回のブログの内容のように、母親は子どもとは色が違うということを受け入れ、子どもの色をまずは認めること。

そこで。はじめて子どもは親に尊重してもらって、安心する。

これと同じで、この姑は嫁に「そうか、あなたは黒色なんだね」と言って。嫁を尊重することができれば、嫁が違う言動をとってもあまり気にならなくなる。

これを認めることができていれば、今頃、嫁とは世間話くらいはできていたかもしれない。

嫁を認めることは簡単なことではないかもしれないが、姑がこれを認めた時、嫁とはまったく違う関係となるだろう。

 

この姑の願いはお嫁さんと仲良くすること、お嫁さんにやさしい言葉をかけてもらうことだ。

しかし、黒色である嫁は姑のことが大嫌い、できれば一緒に居たくない。

このようにふたりはまったく違うことを思っている。

よって、この場合、嫁とはまったく違うということを、しっかりと認めることが肝心だ。

嫁と姑の問題はいがみ合うことが多いが、気が合うとか合わないと言う前に、

まずは、互いに別魂であり、別人格であること、よって、互いに違う色だということ。

息子が選んだ妻は母親より大事な人になるということ。

そして、一番大事なことは、姑である母親が自分の色を知り、それを受け入れることだ。

つまり、母親が自分自身を愛すること!、すべてはそれに尽きる。

 

人は自分を愛し尊重できれば、自然と周りの人を尊重できる。

人を尊重できれば人とは平和な関係が築ける。

とにかく、息子は身内だからと言って簡単に考えてはいけない。

身内であればあるほど互いに気を使わなくてはいけないのだ。

 

♥人との居心地のよい関係を作るには・・・親子の関係も、嫁と姑の関係も、すべては、まずは、自分自身を愛し尊重することからなんだと、私は学んでいる。

 

あ~ I love myself だ!