身内の密着という上下関係から抜け出す・・・続き
多くの人に母親との間に心の問題がある。
私の場合、自分が母親でもあり、子どもにとって母とは毒にも密にもなるということを痛いほど学んでいる。
困ったことに私の母親を責めると、それは即、自分のことを責めることと同じになる。
誰しもみな母親から生まれてくるから、どうしても母親は子どもの生育に関係するために人の精神的な問題の元凶にさせられる。
母親とは子どもに愛されるが、恨まれてしまう存在なのだ。
なかなかつらい役目なのだ。
私は母親を恨んでいるクライアントを通して、、、
母親を殺してやる~~~くらいのすごみのある気持ちを同じように味わってきた。
そのことによりどうしてもその想いをリアルに感じてしまい、自分自身の親にそれをぶつけてしまっていた。
なぜかわからないがものすごい怒りだ。
しかし、恨みの心をぶつけても、私の母親とは有り難いものである。
彼女はまるで他人事のように聞き、理解できない様子だった。
私はそういう態度に切れながらもこの恨みの気持ちを味わい尽くした。
10年以上続いていたクライアントの先祖の件が昨年暮れに終わり、私は自分の母親を抱きしめて私の心はやっと落ち着いた。
この間、悪魔が私の心をつかみ、恨みのエネルギーをつぎつぎと送ってきていたので、大変辛かった。
その手土産に私は病にかかった。
このことで一切ネガティブな過去を手放せた。
まるで、ホメオパシーのように毒を持って毒を制すのように。
(今は体に入ってしまったこの毒を拒否しないで受け入れて浄化するやり方を自身で体得している)
もし、あなたが女性を許せないなら思いきり思いのたけを母親ぶつけ味わってみることをおすすめする。
(★ただし、危害を与えないようにどこか冷めていること)
身内というのは、ありがたく何度もやり直せるところがいい。
親とは多少のことがあっても水に流すことができるから、できれば思い切り思いのたけを語っていいと思う。
なぜなら、母親への愛ゆえの恨みの心、つまり、そこには母親への愛があるからそれが救いである。
最後には私のように母親を抱きしめるという行為ができる。
それによりあなたの凍った心は氷解していくことだろう。
母親とまったく平行線で交わることはなくてもそれでいい。
あなたが母親を愛していたならそれでいい。
母親の存在に感謝しているだけでいいのだ。
機能不全の家族で愛されなくても家族とはありがたい存在である。
愛されないことで愛を深く学ぶことができる。
いじめられることで自分を大事にすることができる。
逆境は嫌だけどそれは宝物にもなる。
もし、そこから学ぶことができれば・・・。
♥母親役とは誰よりも人として「尊い役目」だとつくづく思う。
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