アセンション物語 男と女のおはなし

私には以前からずーっと弱いポイントがありました。

それは権力のある医者とか僧侶の男性の意見を自分の感覚より重じたくないのに、抗しがたいところがありました

私は自分の感覚を信じていて自分はそれでOKだとわかっているのに、彼らの前であえて自分の感じたことを言わないで自分を抑えてきました。

 

おそらく日本の中年以降の女性はそういう風に教育されています。

地位があり権威のある男性は偉いとなっていました。

 

しかし、私はそういう雰囲気の中でも、幼い頃より、自分の感覚はこっちだとはっきりとしていたので、それについて理屈や理論で抑えてくる男性が苦手でしたがその気持ちを無視していました。

権威のある彼らは女性を下にして支配したいという欲求がありました。

弱いから守ってあげたいというものだったのでしょうか。

深層はお母さんに認めてほしいのでしょうか。

 

私は海外に13年住んで、欧米の男性を観てきて、日本の男性の女性への許容範囲がとても狭いことに気づきました。

日本の男性を批判するつもりはありませんが、女性を尊重しているのヨーロッパに住むいろんな人種の男性たちを観て、日本の男性は特に中年以降の男性が女性に一見立派にしているようですが、実は甘えているのだと思います。

なぜなら、女性に僕をほめて~とあからさまに出してくる男性は少なくなかったのからです。

あるいは、私のようにはっきりと言う女性をあからさまに嫌うそぶりをしてきます。

気に入らないと女性に思い切り怒りをぶつけます。

これはエネルギーレベルで暗黙に行われます。

人のエネルギーの流れを観ている私は常にこの時の虐待の動きがわかります。

 

私の育った家は、男性優位の考えだったので女性が男性より抜きんでるのを嫌がりました。

自分の意見など通用するがないのに、私は負けないところありましたが、

義祖母と母親に完璧に口答えをするなと抑えつけられたことで、どうしても、兄や弟に対して自分の意見を通すことが難しく、口をつぐむことが多々ありました。

 

しかし、ヨーロッパで長く住んだことではっきりと自分の意見や気持ちを言うことを求められた結果、きちんと表現することができるようになりました。

たとえ、高名な医者に対してもです。

娘が高い山から滑落した時、大手術の日にちも、傷の治り方が違うという月の満ち欠けを気にしている私は、この日にお願いしますという私の願いに超多忙な医者はとても紳士的で私の気持ちを汲んでくれました。

日本で医者に患者の都合を合わせて手術してくれなんて、通用するのでしょうか。

こういうことはたくさんありました。

 

とにかく、ヨーロッパにいる間、女性である私はとても大切にされました。

いくつになっても女性ですから60代70代女性でももちろん大切に扱われています。

かっこいい60代70代の女性をたくさん見ました。

しかし、日本では女は60代にもなればもうおばあさん扱いです。

これではかっこいい女性になる気も起りません。

 

また、日本の中年以降の男性は、もっと認めて愛されたいという母親への思慕の念があるのではないかと思っています。

さらに、母親自身が夫に大事にされなかった場合、その息子への温かい想いを持ちにくいことがあるかもしれません。

息子が母親をひそかに不満を持っていることは珍しくありません。

本当は恨みでいっぱいなのにそれを母親に隠している男性もいます。

 

心に余裕がない、、、

自分の器を大きくできない、、、

男性は子どもの頃から、周りに大切にされ過ぎたために、少し女性に言われたことを許せない、、、

本当にかっこいい男性を作るには子どもの時から女性に鍛えられた方がいいのです。

鉄は熱いうちに打てです。

 

日本の男性が井の中の蛙にならず、大きな器になることは可能だと思うのですが・・・