親の負の歴史を繰り返さない

もしあなたが父親や母親と同じような生き方や考えを漠然と受け入れているなら、親と同じような人生を歩む可能性か大である。

しかも、その親の人生があなたから見てなんとなくでも違和感を感じているなら親と同じあり方や考え方をすることは見直した方がいい。

子どもは親の人生より少しでも進化している方がいいからだ。

 

私は長きにわたり自分の家族を徹底的に見直してきた。

幼い頃から実家において理解しがたい理不尽な想いを散々してきた。

特に男性に迎合して生きる母が同じ女性である娘の価値を地に落としても平気という状況の中育ってきたのでそれが私の人生のテーマとなった。

男が上、夫や兄弟は母より上、娘の私はその母よりもっと下の立ち位置であった。

実家では母は女のような扱い、当然、母は私を下にする。

つまり、私は下女の下であるのだ。

おかげで私は実家の両親や親せき、元夫の家族や娘との関係について飽きるほど見て学んできた。

私は女としてどうありたいか?男とどうありたいか、どう生きていきたいか?

30代前半でスピリチュアルを学びはじめ、長い間自分の家系の根本を見直し、女性と子どもの価値を高めるために戦ってきたといえる。

男を優先させる母と徹底的にやりあってきたことで、3次元意識では彼らに愛を求めたり魂として生きることを求めたりすることは不可能なことだとわかっている。

(♥ついでに、日本の男性よりヨーロッパの男性は心が深く温かい。

それはとりもなおさず、ヨーロッパの母親がいい女だからだと思っている。

ヨーロッパの男たちはそのかっこいい女たちにしごかれていい男になっているのだ。

反対もしかり。

日本の女たちによいしょと持ち上げてもらい、甘えさせてもらっている日本の心の狭い男たちとは全く違っていた。

これは13年間3カ国に住んだ私の素直な感想である。

これを嫌な指摘だと思ったなら、それこそ狭い心だと言える。

当時の私も狭い心の一日本人だったのだ。)

 

さて、この2020年に入り冬至を前に家族のテーマの最終の仕上げに入っている。

私が生まれてからのすべて正反対のあり方であった母を魂では許していても、体と頭(表層意識)が納得していなかった。

無意識だと思うが、母に魔法瓶の煮え湯をかけられたりストーブに手をつくことになったりとなんども傷を負わされた恨みや何度も裏切られてきた想いをなかなか手放せずにいた。

ある時、私が体当たりでなんとか母を抱きしめるということをある人に提案されて、それだと思い、実家へと飛んだ。

人を抱きしめることは海外生活が長い私には朝飯前のことである。

しかし、この10年以上母親を触れていない。

この10年以上、クライアントを通して私は闇との向き合いをしていたからだ。

行動するとは面白いもので言い訳やへ理屈が追いつかない。

先に行動してしまえば頭のおしゃべりを無視できる。

しかし、敵対する相手、悪魔を抱きしめるということはなかなか難しいことだと思っていた。

・・・

結果、私は母を抱きしめることに成功した。

母を抱きしめたとき、開口一番、大好きだったんだよ~~~お~~~という言葉が体の深いところから出てきた。

あんなに憎かった母を。

許しというエクスタシーを体感したのだ。

すべてが解けていく。

信じられないくらい怒りはなくなっていった。

 

行動に勝るものない。

どんな理屈も本も、誰かの立派な言葉もすてきな解釈も関係ない。

抱きしめたら・・・終わるのだ。

もしあなたに許せない身内がいたら無理にでも抱きしめてみたらいい。

私にもできたのだから、あなたのにもできるはず。

そして、それが無理なら、もっともっと相手と向き合ってみることをおすすめしたい。

めちゃくちゃかっこ悪くていい。

自分の弱さをさらけ出してしまうのもいい。

相手を責めず、それでも、自分はNOだと言う。

 

もう時代は待ってはくれない。

心を解放していく、次元上昇の時がすぐそこまでやって来ているよ。