いい人、いい息子、いい娘というのを演じている人は少なくない。
なぜ人はそうなるか?
子ども時代、生まれた家の家族の中でどうしてもその役回りを演じないと親や周りの人に受け入れてもらえなかったからだ。
そうしないと生きられないくらいの深刻さを持っていた。
親に愛されなかったからだ。
いい人いい息子いい娘は親の期待に添うように育てられている。
子どもは大好きな親を裏切らないように、いい人いい息子いい娘になる。
決して素の自分のままの自分でいられない。
今の自分ではダメだ、立派な人にならなければ・・・と思い込んでいる。
しかし、残念なことにどんなに頑張っても何をしても親は自分の子を認めようとしない。
何をがんばっても当たり前のように扱われてしまう。
むしろいい人いい息子いい娘になって頑張れば頑張るほど親には好かれない。
劣等感のある親というのは子どもの成功を嫉妬するからだ。
信じられないことだがこういう親は無意識に子どもを敵にする。
こういう親は子を自分の所有物と思っているので自分よりうまくいくやると面白くないのである。
親はただ親であるだけでは親になれないと学んできた。
本来、親は子どものことを認められる「心に余裕のある人」でないと親にはなれない。
愛を知らない親が子どもを愛して育てていくことはものすごく難しいことだと痛感している。
大きなところから見ると、この親子の上下の人間関係こそ、社会のベースにある問題だといえる。
権力社会が今までの社会構造であるが、
自信のない者が自信のありそうな?上司の部下になると、部下は上司に従属し上司は部下を支配する。
一見自信があるように見える上司というのは自信がないゆえに部下に偉そうにふるまう。
家族の中の父親が、その自信のない部下の立ち位置だと、家族の中の弱い立場の妻に威張ったいるする。
夫より下の立場の妻はその腹いせに自分の子どもに無意識に甘えて威圧する。
すると、その子どもは学校で立場の弱い子をいじめたり、あるいは、ペットをいじめて酷い時には殺したりする。
すべては、上下の人間関係が原因である。
親から子に、上司から部下に、夫から妻に、妻からから子屁とネガティブなエネルギーは連鎖する。
これを回避するには、、、とにかく、自分の言動に気づくことである。
もし、あなたが家族間や会社や学校において安心して穏やかなら問題はない。
素晴らしい人生であるだろう。
しかし、あなたが日々イライラとしていると気づいたなら、相当な問題を抱えているかもしれない。
ここまで読んで不快な気持ちになったなら、あなたも何かの問題を感じている一人であると言える。
もちろん、私自身も決して部外者ではなく当事者である。
この次元に生きる上で、みんな同じような問題を抱えていると言っても過言ではない。
私たちの生きている世界は、権力社会のおかげで、どうやらネガティブなエネルギーが蔓延していしまっている。
ここから抜け出すには、とにかく自分に気づくこと、先祖から長く続いてきている深く抑えられてきた自分の中の心配や怒りに気づくこと、
そうすれば、、、このネガティブエネルギーは変化していく。
もし、あなたから穏やかに日々を選ぶなら、この負のエネルギーに満ちた世界は少しづつでも良くなっていくと確信している。
自分から始めていくこと、それが即未来の子どもたちの安心につながっていくだろう。
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