5次元世界の住人とは?

人は心で思っていることを言わないで周りとうまくやっていくために、心にもないことを言ったりする。

この方が3次元世界ではうまくいく。

しかし、心で思っていることをそのままいう人はこの3次元では嫌われる。

正直な人なのに、、、失礼な人と思われるのだ。

 

私は幼い頃から大人のこの使い分けを見続けきた。

あまりに巧みに使い分ける人を見るとすごいなあと思うが、私には真似ができない。

口だけ違うことを言っても、すぐに本音がばれてしまう。

どうやっても使い分けができない。

また、後から、あれ~ばかにされていたのかしらと気づくこともある。

おかげで人の口車に乗らないように直観力が身についた。

私は変に人に合わせてもうまくいかないから、できるだけ本音を言うようになった。

 

人を利用しようする人は騙せる相手か、言うことを聞く相手を見抜く力がある。 

よって、いつも騙されたり利用されたくないなら、はっきりと相手にNOという練習をしておくことをおすすめする。

 

私の視ている5次元の住人は

自分の言動に矛盾がない、

自分の心の動きや気持ちをよくわかっている、

本当に思っていることと言動が一致している、

人と比べない、

自分の独特の考えや感じ方を持っている、

周りの否定的な影響を受けない、

他人の幸せを気持ちよく応援する

 

・・・とこれをカフェで書きながら、後ろ席から大きな声で話す、認知症っぽい90代くらいのおばあさんと80代くらいの元気なおばあさんとの会話が耳に入ってきた。

このふたりの会話があまりにおかしくてブログどころでない。

この90代のおばあさんは80代の元気なおばあさんが買い物をするのをカフェで待っていた。

元気な80代のおばあさんはデパートで肉を買いに行って帰ってきたところから始まる。

デパートの肉売り場でたくさんの人が買い占めて混雑していると・・・肉は年寄りには大事だと話している。(肉?年寄りに?)

会話からこの80代のおばあさんはかなり健康に気を付けている。

すると90代のおばあさんは80代のおばあさんに「あんたの持っている(薬か本かわからないが)その認知症が気になる」というと、その80代のおばあさんは聞いてないふりをして違う話を始める。

その80代のおばあさんは、入院した時に耳の検査をしたと話す。

90代のおばあさんは入院?なんで入院した?と言う。

(おそらく入院したことを忘れているのだろう)

とにかく、80代のおばあさんは90代のおばあさんに入院したことより、耳のこと(聴力のことを)を言いたいのだ。

入院で検査した時と今回耳鼻科で耳の検査したのと結果が同じだったという。

80代のおばあさんは耳の結果のことを言いたいのだが、、、90代のおばあさんはあんた耳が聞こえないの、耳鼻科で耳垢とってもらえるよと持論を展開する。

まるで連想ゲームのよう。

すると突然、また「あんたの持っているその認知症が気になる」とぽつりと言う、

80代のおばあさんは、またそれを聞いていないかのようにわざと違う話をする。

80代のおばあさんはコーヒー店なのに水を飲みたいから店員さんに頼むと言うと、90代のおばあさんは水なんてほしくないと答える。

80代のおばあさんはコーヒー嫌いなのと言う。

(えーっコーヒー専門店なのに?)

ふたりの会話はまるでかみ合っていない。

さらに、また間を置いて突然、「その認知症が気になる」とまた言う。

これで3回目だ、またまた80代のおばあさんは知らぬ顔してもっと野菜を食べた方がいいと…。

もうこれ以上、「その認知症が気になる」と言われたら、大きな声で笑いそうになると思いカフェを後にした。

「その認証が気になる・・・」という言葉が耳に残っているくらい、その言葉だけ気持ちがこもっていた。

 

5次元世界のことを書いて偉そうに書いていたが、

このほのぼのとした会話をしているこのふたり老人こそ、、、5次元の住人なのではないか?

ひょっとしたらこの認知症のおばあさんは次元上昇しているんじゃないか???とふと思った。

3次元でのことをすべて忘れてしまい、軽やかになっている。

う~~んますます年を取ることに興味がわいてきた。

認知症もなかなか悪いものではない。

 

ところで、このふたりの関係がさっぱりわからない。

年齢もわからない。

母娘なのか、姉妹なのか、老人ホームの友達なのか・・・もうここまでくるとわからない存在になっているのだ。